社会保険労務士テキストの業界裏事情
社会保険労務士は独学で合格するのが困難だとお話しましたが、
その理由の一つ市販されているテキストに良いものがないことがあります。
ご存知の方もいると思いますが、一般的に良いテキスト言われているのは、
予備校が発行したものか、そこで働く講師が発行したものです。
では、彼らは何故、時間と手間をかけてテキストを作るのでしょうか?
それはあなたに社会保険労務士の勉強を教えたいわけでもなく、
まして合格させるためでもありません。
予備校の宣伝をして、学校に通学してほしいからです。
だとしたら、テキストの内容は容易に想像が付くはずです。
簡単にいってしまうと、わかりやすいポイントだけを伝えて、
それ以上知りたければ学校に通学して下さいとなるのです。
驚いた方もいると思いますが、これは業界の常識です。
しかし、そうしたことは少し考えれば、わかることだと思います。
テキストを発行している予備校はボランティアでやっているわけではなく、
あくまでも利潤を求める株式会社です。
にもかかわらず2~3千円のテキストで学校で教えている知識やノウハウを 全て書くわけがありません。 それに現在は出版不況で、印税はないに等しい額です。
仮に市販されているテキストで合格者がバンバン輩出されれば、
学校経営が成り立たなくなって倒産してしまいます。
しかし、多くの方は、このような事情を知らず、
インターネット上の「●●というテキストが良い」というような信憑性のない口コミに惑わされてしまいます。
その結果、独学で合格できると信じ込んで挫折していくのです。
ただ、誤解しないでほしいのは、独学で合格できないと言っているわけではありません。
現に独学で合格している人もいます。
しかし、独学で勉強することは合格する上で、
大変不利な状況になると知ってほしかったのです。
それでも独学で勉強するというなら、数年単位で勉強をする覚悟を持ってください。
そして、必ず実行してください。
必ず合格できるとは言えませんが、勉強を続けてさえいれば、
いつか報われる日がくるかも知れません。